小さい頃から「外国」に憧れを持っていた。
「世界の車窓から」を見て胸をときめかせていた。
いまだに旅番組は好きで「世界ふれあい街歩き」ははずせない。
初めて海外へ出かけたのは確か23歳の時。
一ヶ月間のドイツ一人旅だった。
コンテンポラリーダンスなるものに出会い、もっと知りたい!観たい!
という好奇心から、コンテンポラリーダンスが一番盛んだと聞いて、ドイツへ。
何もかもが新鮮で、自分の中の地図がどんどん広がっていく感覚の虜になった。
あれからしばらく経って、今ひとつの目標がある。
自分がこの先追求したい踊りと、旅を融合させた形。
この先いつまで生きることができるのかは全くわからないけれど、
生涯をかけて取り組んでいきたいと思えるもの。
考えるだけでもわくわくするけれど、
実際にそこの空気を吸って、土を踏んで、その土地の食べ物を食べて、
そこで生活している人たちと会って、その全てを身体に刻み込みたいのです。
さて、話は飛びますが、今月スペインのマドリードで行われるMadrid en Danzaという
ダンスフェスティバルにOrganWorksのTSURAという作品で参加してきます。
ドイツの旅から約10年。
今度は自分達のダンスを上演しに、海外へ行く。
この事は僕にとっては本当に特別な事で、
最高の喜びでもあります。
精一杯やってきます。