刻-マドリッド2015-
スペインから札幌へ帰ってきてはや1週間ちょっと。
景色ががらりと変わり一面銀世界。長い冬の始まりを覚悟する。
スペインでは本当に貴重な体験をさせていただいた。
自分たちの仕事に情熱と誇りをもっている感が滲みまくっている
劇場スタッフさん達の強力な協力のもと、
OrganWorks初海外公演は大盛況のうち幕を閉じたのでした。
国際交流基金現地スタッフの今村さん、アレハンドロさんの存在も
かなり大きい。慣れない土地でストレスなく、むしろ大きな安心感に包まれて
毎日本番に向けて過ごせたことは紛れもなく彼女達のおかげ。本当に感謝です。
お客様からいただいたたくさんの拍手、声、こちらに向けられている表情のひとつひとつ。
あの時間はこの身体に刻まれています。あの感動を忘れません。
このような機会を与えてくれたカンパニーのボス平原慎太郎、
そしてメンバーのみんなにも感謝。
気持ちはリセットして次へと向かうけれど、
時間は身体に刻まれる。経験はリセットされない、できない。
このことを最近よく考えます。
この先もチャレンジを通して、たくさんの時間をこの身体に刻み込んでいきたい。
そういう身体から滲み出る「何か」が魅力的なダンサーでありたいと思う。
今年も残り僅か。
毎日が特別。