ホテル ルワンダ
今日、ずっと見たかった映画「ホテル ルワンダ」を見た。
ずしりと自分の中に何かを置いていった。
なんだろう。
自分は日本人として日本でくらしている。
未だこの目で、この体で、内戦や民族間の紛争など、
目撃したことがない。
ましてや隣人の狂気など、想像もできない。
明日は、それなりに今日と似た「セカイ」が
広がるんだくらい思ってる。
そんな自分に恥ずかしさを覚えた。
この世界の現実はあまりに残酷で、
ディスカバリー号が宇宙へ飛んでいる
間も人間が人間を憎しみ合い、奪い合い、
血を血で洗うような世界が、現実に存在する。
「平和」という言葉の重たさ。
爆弾が自分の国に落ちなければそれで良いのか。
自分の家族だけが助かればそれで良いのか。
自分だけが助かればそれで良いのか。
愛する人だけが助かればそれで良いのか。
この映画で起こったことは、昔話じゃなくて、
十数年前の話、1994年。
アフリカ、ルワンダで、100日間で、少なくとも80万人もの命が奪われた
残酷な記憶の記録。様々な原因が複雑に絡み合い、
現在も根本的な解決には至っていない。
ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアでこうしてる今も、
同じように民族間同士の争い、内戦や紛争の真っ只中にある国がいくつもある。
こうしてる今も。
こうしてる今も、続いています。