舞台「ローザ・ルクセンブルク」について
明日21日(木)から始まります、
劇団千年王國「ローザ・ルクセンブルク」について。
激動の時代を生きた女性革命家、ローザ・ルクセンブルクの生涯を題材にした作品。
札幌を代表する劇団のひとつ、演出家・橋口幸絵さんが主宰する劇団千年王國の新作です。
自分はこのローザ・ルクセンブルクの恋人であり、生涯に渡りローザを支え続けた永遠の同志、レオ・ヨギヘスを演じさせていただきます。
初めて出演させていただく演劇の舞台で、まさかの重要人物の役を与えてもらいました。お芝居・ダンスの経験あるなしは、舞台に立てばそれはもはや関係なく、
作品に身を捧げるひとりの人間として、役者、ダンサーが平等な立ち位置になるということに今作をもって、嫌というほどに感じています。
あくまで僕が知っている中での話ですが、限りなく役者とダンサーがフラットな関係で
作られた、希有な演劇作品だと思っています。
もちろん舞台美術や衣装が細かい部分まで作り込まれています。
そして音楽を担当される馬頭琴・喉歌(ホーミー)奏者の嵯峨治彦さんも、
とてつもなく素晴らしい仕事をなさっています。
もともとタルバガンという嵯峨さんのユニットのファンでして、
いつかタルバガンの音源を使わせていただき踊ってみたいと思っていたのですが、
このような形で一緒に共演することになるとは夢にも思っていなかったので、
想い、ひとしおであります。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?
あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なのか。」
これはかの有名な革命家、チェ・ゲバラの言葉。
ローザ・ルクセンブルクはチェ・ゲバラほど現代の人々には知られていませんが、
激動の時代を革命に捧げたこの女性革命家の生き方にも、凄まじいものがあります。僕は彼女の生き方を知ったことで、今現在、自分が置かれている状況を今一度見つめ直すひとつのきっかけになりました。
彼女が生きた国、生きた時代に比べると、様々な状況で恵まれて過ぎている国、日本。「生きる」ことに対して麻痺している感覚は少なからずあると思います。むしろ多いと思っています。それは他人にどうこうしろという話ではなく、自分で感じたこと。感じていることです。どんな時代、世界においても「生きる」ということは本来、甘いことではないと思います。
単純に、自分が知らなかったことを知り、改善できる部分、向上できると思った部分は考えを改めるということ、それはとても大切なことだと思います。
そして、これからの時代、この国も変容していき、今まで当たり前だったことがそうではなくなっていく可能性が大いにあります。
「生きる」ということ。
幸福とはなにか。
生きるとはなにか。
それらを考えるきっかけとなる切り口を、新鮮な視点で得られる機会。
その価値がこの作品にはあると信じています。
ぜひ、劇場へ足をお運びください。
舞台でしか得られない感動の為に身を捧げる同志、役者・ダンサー一同、ご来場心よりお待ちしております。
以下、公演詳細です。
2013年11月
21日(木) 19:00開演
22日(金) 13:00開演
23日(土) 13:00開演、19:00
24日(日) 13:00開演、17:30
※上記の時間はすべて開演時間です。
※開場は開演の30分前です。
※未就学児 入場不可
■会場
サンピアザ劇場
(札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7番2号 TEL:011-890-2458)
■料金
〈一般〉
前売 2,800円
予約・当日 3,000円
〈学生>(小学校から大学の学生および専門学校生・大学院生)
前売 1,500円
予約・当日 2,000円
※「予約」とは、WEBもしくは電話にて事前にお申し込みをいただき、公演日当日にご精算いただくご予約です。
※前売券の販売状況によっては、当日券をご用意できない場合もございます。予めご了承ください。
チケット取扱い
〈前売>
・ローソンチケット(Lコード:17701)
・大丸プレイガイド・サンピアザプレイガイド・デュオプレイガイド
〈予約受付>
TEL : 090-6213-6181
WEB : https:ticket.corich.jp/apply/49801(Corichサイトより)
劇団千年王國
http://sen-nen.org/
090 6213 6181